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柳川市・みやま市は太陽光+蓄電池の独自補助金あり。大川市・筑後市はゼロ——同じ筑後南部でも隣の市で金額がまるで違う。
筑後平野の南端、有明海に面したこの4市。広い屋根、開けた空、日照条件は申し分ない。だけど「補助金がある市」と「ない市」が隣同士で並んでいる。知らずに申請タイミングを逃すと、数万円〜十数万円の差が出る。
この記事では、4市それぞれの日照・住宅事情・補助金の有無を、公式サイト(.lg.jp)の1次情報だけで整理します。
📌 補助金情報について
本記事はR7年度(2025年度)の実績をベースにした情報です。柳川市・みやま市は独自補助金を確認済み。大川市・筑後市は住宅用の太陽光補助金が公式サイトで確認できていません。各市のR8補助金は発表され次第、本記事も更新します。
筑後南部4市の太陽光条件
| 項目 | 4市共通 |
|---|---|
| 年間日照時間 | 約1,950〜2,050時間 |
| 5kWの年間発電量 | 約5,500〜5,800kWh |
| 年間メリット | 約11.5〜12.0万円(自家消費50%想定) |
| 市の補助金 | 柳川・みやま=あり / 大川・筑後=なし |
| 塩害リスク | 柳川・大川の有明海沿岸部は要注意 |
| 投資回収 | 約8〜10年(補助金込み) |
AREA FEATURES
柳川市・大川市・みやま市・筑後市は太陽光発電に向いている?
4市とも筑後平野の開けた地形。日照は全国平均を上回り、戸建て率が高く屋根面積に余裕がある。
「水郷柳川」のイメージで曇りが多い印象を持つ人もいるけれど、それは川下りの風景の話。気象データを見ると筑後南部の日照条件は九州でも上位クラスに入る。
柳川市(約6.4万人)——水郷の街、掘割の上空は遮るものがない
掘割(クリーク)が縦横に走る独特の景観。水路に囲まれた住宅地は周辺に高い建物が少なく、実は日照確保に有利な環境。有明海に面する南側は塩害対策品が推奨されるけれど、市街地中心部は問題ない。干拓地ゆえに地盤は軟弱だが、太陽光パネルは屋根設置なので地盤の影響を受けない。市独自の太陽光+蓄電池補助金あり。
大川市(約3.3万人)——家具の街、木造住宅が多い
日本一の家具産地。木造の戸建て住宅が多く、屋根リフォームと同時に太陽光を載せるケースが増えている。筑後川の下流域で平坦、影になる山もビルもない。ただし住宅用の太陽光補助金は現時点で確認できない。国のDR補助金(最大60万円)と福岡県の共同購入事業を活用する形になる。
みやま市(約3.5万人)——日照が長い市、公式も認めるポテンシャル
みやま市の補助金交付要綱には「日照時間が長い市の特性を生かした再生可能エネルギーの有効活用」と明記されている。行政自身が日照の良さを認めるほど、太陽光との相性が良いエリア。みやまスマートエネルギー(株)という市出資の会社が補助金の受付窓口を担当しており、自治体としてのエネルギー政策の力の入れ方が他市と違う。ゼロカーボン推進事業補助金で太陽光+蓄電池+EVまでカバー。
筑後市(約4.9万人)——新幹線駅あり、ベッドタウン化が進む
九州新幹線・筑後船小屋駅を擁し、久留米・大牟田方面からの移住者が増加中。新築住宅が建ち並ぶ新興住宅地では、最初から太陽光を載せる計画で屋根を設計する家も多い。ただし住宅用の太陽光・蓄電池補助金は確認できていない(事業者向け脱炭素経営推進補助金はある)。新築なら国のZEH補助金を狙うルートが現実的。
💬 アドバイス
筑後南部4市は「屋根が広い×日照が長い×高い建物がない」の三拍子。都心部のマンション街より、太陽光のポテンシャルは圧倒的に高いエリアです。5kWどころか6〜7kW載せられる家が珍しくない。パネル容量が大きいほど自家消費のメリットも増えるから、載せるなら屋根をフルに使ったほうが回収は早くなります。
SUBSIDY INFO
筑後南部4市で使える太陽光の補助金——柳川・みやまは「あり」、大川・筑後は「なし」
同じ筑後南部でも、柳川市とみやま市は独自補助金がある。大川市と筑後市は市独自の制度が確認できず、国の補助金が頼りになる。
「隣の市に引っ越せば補助金がもらえる」——極端に言えばそういう状況。じゃあ、それぞれ何が使えるのか。
柳川市の補助金(R7実績)
| 対象設備 | 補助金額 | 上限 |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 2万円/kW | 8万円(4kW相当) |
| 蓄電池 | 1万円/kWh | 4万円 |
※出典:柳川市公式サイト(2026年4月12日確認)
正式名称は「柳川市住宅用太陽光発電システム等設置事業補助金」。10kW未満の住宅用が対象で、事前申請制。県の共同購入事業との併用も可能と公式に記載あり。4kW設置なら太陽光8万+蓄電池4万=最大12万円。さらに国のDR補助金(最大60万円)を組み合わせると合計72万円も視野に入る。
みやま市の補助金(R7実績)——ゼロカーボン推進事業
| 対象設備 | 補助金額 | 上限 |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 2万円/kW | 8万円 |
| 蓄電池 | 2万円/kWh | 10万円 |
※出典:みやま市公式サイト(2026年4月12日確認)
みやま市は蓄電池の上限が10万円と柳川市より手厚い。太陽光8万+蓄電池10万=最大18万円。受付窓口はみやまスマートエネルギー(株)で、先着順・予算到達次第終了。R7は2025年4月15日〜2026年3月2日の受付。EVやエネファームも対象に含まれるなど、カバー範囲が広いのが特徴。
大川市・筑後市——市独自の補助金は確認できず
2026年4月時点で、大川市・筑後市の公式サイト(.lg.jp)には住宅用太陽光・蓄電池の補助金情報が見当たらない。ただし使える制度がゼロではない。
- 国のDR補助金:蓄電池で最大60万円。太陽光と同時設置が条件。2025年度は全国で約2ヶ月で予算到達した人気制度
- 福岡県の共同購入事業:「みんなのおうちに太陽光」。スケールメリットで市場価格より安く導入できる可能性あり
- 新築なら国のZEH補助金:55万〜90万円/戸。筑後市の新興住宅地は新築が多く、ここを狙える世帯は少なくない
💬 注意点
国のDR補助金は「先着順」で、毎年の予算が限られています。2025年度は申請開始からわずか2ヶ月ほどで予算到達した実績あり。市の補助金がないエリアこそ、国の補助金を逃すと損失が大きくなる。「申請書類の不備で1回落ちた→再申請したら予算切れ」という事例もあるから、書類作成に慣れた業者に頼むのが得策です。
SIMULATION
筑後南部で太陽光を入れたら年間いくらお得になる?
5kW設置・自家消費50%の条件で、年間メリットは約11.5万円。補助金込みなら8〜10年で投資回収できる計算。
💡 筑後南部の投資回収イメージ(5kW設置)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 設置費用(5kW相場) | 約115〜143万円 |
| 年間発電量 | 約5,600kWh |
| 自家消費分の節約(50%×約36円/kWh) | 約10.1万円/年 |
| 売電収入(50%×16円/kWh) | 約4.5万円/年 |
| 年間メリット合計 | 約14.6万円/年 |
| 柳川市の場合(補助金12万+DR60万) | 実質負担 約70〜100万円 → 約5〜7年で回収 |
| 補助金なし市の場合(DR60万のみ) | 実質負担 約55〜83万円 → 約4〜6年で回収 |
※九電の従量電灯B単価ベース。自家消費率・売電単価は条件により変動します
驚くべきは、DR補助金が取れれば補助金なしの市でも5〜6年で回収できる計算になること。パネル価格の下落と電気代の上昇がここまで来ると、「補助金がないから損」とは言い切れない。むしろ「補助金は取れればラッキー、取れなくても10年で元が取れる」——そういう時代に入っている。
💬 経験談
みやま市で6kW+蓄電池9.8kWhを導入した方の実例。市の補助金18万円+国のDR補助金48万円=合計66万円の補助を受け、実質負担は約130万円。年間メリット約17万円で、8年目から黒字転換の見込み。「最初は市の補助金だけのつもりだったけど、国の補助金も使えると知って蓄電池も一緒に入れた」とのこと。情報を知っているかどうかで、使える金額がまるで変わります。
FAQ
柳川市・大川市・みやま市・筑後市の太陽光でよくある質問
SUMMARY
まとめ:筑後南部4市は日照条件◎、補助金の有無で戦略を変える
柳川・みやまは市の補助金+国の補助金で最大72〜78万円。大川・筑後は国の補助金+共同購入で勝負する。
筑後平野の広い空と屋根。日照条件は都心部より恵まれていて、5kW超の大容量設置ができる家が多い。「地方だからメリットが薄い」というのは完全な誤解で、むしろ広い屋根に大容量を載せて高い電気代を削る——これが筑後南部の太陽光の正しい使い方。
補助金の有無で一喜一憂する必要はない。国のDR補助金を確実に押さえれば、どの市に住んでいても投資回収は10年以内。だけど「知らなかった」で補助金を逃すのはもったいない。まずは自分の市でいくら使えるのか、上の検索フォームで確認してみてください。
筑後南部4市の太陽光ポイント
- 日照は全国平均以上。屋根が広い家が多く5kW超の大容量設置に向く
- 柳川市・みやま市は独自補助金あり(最大12万〜18万円)
- 大川市・筑後市は市の補助金なし。国のDR補助金(最大60万円)が頼り
- 有明海沿岸部のみ塩害対策品を推奨。内陸は通常品で問題なし
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初版:2026-04-13 / 最終更新:2026-04-13

