CHOSHU INDUSTRY SOLAR GUIDE
「長州産業の太陽光って、 実際どうなんだろう?」
国内メーカーで太陽光発電を検討すると、 長州産業が候補に入ることがあります。
ただ、 少し前の記事を見ると、
「GシリーズとBシリーズのどちらを選ぶ?」
「純国産だから安心」
といった説明が中心になっています。
2026年現在は、 ラインナップも変わっています。
現在の住宅用太陽光には、 N型TOPConセルを採用したNシリーズ があり、 Bシリーズ、Gシリーズ、 雪国向けの「ほっとパネル」もあります。
そのため、 「長州産業が良いか悪いか」だけでなく、
自宅の屋根なら、 どのシリーズ・配置が合うのか
を確認する方が分かりやすいと思います。
このページについて
製品・保証については 長州産業が公開している公式情報、 費用・補助制度などについては 公的機関の公開情報をもとに、 2026年8月時点の内容を整理しています。
FIRST CHECK
まず結論|2026年の長州産業は3シリーズ+雪国向けで考える
現在の長州産業の住宅用太陽光パネルは、 主に次のように整理できます。
| シリーズ | 主な特徴 | 代表モデル | 変換効率 |
|---|---|---|---|
| Nシリーズ | N型TOPConセル | 390W | 22.0% |
| Bシリーズ | 単結晶セル・多形状 | 364W | 20.5% |
| Gシリーズ | ヘテロ接合構造・波長変換機能 | 348W | 20.4% |
| ほっとパネル | ヒーターを組み合わせた雪国向け | 362W | 20.4% |
※2026年8月時点で長州産業公式サイトに掲載されている 住宅用太陽電池モジュールの代表モデルです。 シリーズ内には異なる出力・形状の製品があります。
変換効率だけで「一番いいシリーズ」は決まりません
実際には価格、 パネルサイズ、 屋根へ載せられる枚数・容量、 方位などを含めて比較します。
MADE IN JAPAN
長州産業は「純国産メーカー」?
長州産業について調べると、 「純国産」という言葉をよく見かけます。
現在のメーカー公式サイトが 明確に案内しているのは、
太陽電池モジュールを国内生産している
ということです。
長州産業は1980年設立、 山口県山陽小野田市に本社を置くメーカーで、 太陽光発電システムなどの 製造・販売を行っています。
現在、 太陽電池モジュールは 山口県の本社工場で生産されています。
また福島県楢葉町に 「東日本工場」を開設し、 2026年秋からの稼働開始を予定 しています。
このページでは「100%純国産」とは書きません
「太陽電池モジュールを国内生産」と、 現在メーカーが公式に確認できる範囲で表現します。 すべての原材料・部品が日本製であるという意味にはしません。
太陽電池モジュールの国内生産は続いている
長州産業は、 2023年にも本社工場の 太陽光パネル生産設備を増設しています。
2025年には、 東日本工場を太陽電池モジュールの 新しい生産拠点として開設すると発表しました。
そのため、 国内で太陽電池モジュールを生産するメーカーを 比較したい方にとっては、 長州産業は候補の一つになります。
SOLAR PANEL SERIES
N・B・Gシリーズは何が違う?
現在は、 「GかBか」だけで比較するのではなく、 Nシリーズも含めて確認する必要があります。
Nシリーズ
N型TOPCon・高効率モデル
高効率のN型TOPConセルを採用したシリーズです。 標準サイズだけでなく、 台形・ハーフタイプも用意されています。
Bシリーズ
多形状を選べるバランス型
単結晶セルを採用し、 標準・台形・ハーフ・低反射など 複数のタイプが用意されています。
Gシリーズ
ヘテロ接合構造
ヘテロ接合構造セルや 波長変換機能などを採用した 長州産業の高性能シリーズです。
ほっとパネル
積雪地域向け
太陽電池とヒーターを組み合わせた 雪国向けの太陽電池モジュールです。
Nシリーズ|現在の高効率モデル
Nシリーズは、 高効率のN型TOPConセルを採用しています。
390Wモデルでは モジュール変換効率22.0%です。
さらに、 258Wタイプや 台形・ハーフタイプ、 低反射タイプなどもあります。
ただし、
変換効率が高い=必ずNシリーズが一番得
という意味ではありません。
実際に屋根へ何枚載るのか、 システム全体で何kWになるのか、 見積金額はいくらになるのかを確認します。
Bシリーズ|複雑な屋根でも配置を検討しやすい
Bシリーズには、 標準サイズだけでなく、 台形・ハーフなど 複数形状のモジュールがあります。
寄棟や複数面のある屋根では、 サイズの異なるパネルを組み合わせることで 配置の選択肢が増える場合があります。
「Bなら他社より0.5〜1kW多く載る」とは断定しません
屋根寸法、障害物、離隔距離、 施工基準などによって 実際に設置できる容量は変わります。
Gシリーズ|ヘテロ接合構造と波長変換機能
Gシリーズは、 ヘテロ接合構造セルや 波長変換機能を採用したシリーズです。
現行348Wモデルの モジュール変換効率は20.4%です。
旧記事では 「曇りや朝夕に強い」 といった説明をしていましたが、
このページでは、 他シリーズより曇天時に何%多く発電する といった比較までは行いません。
ROOF DESIGN
長州産業の特徴は「1枚の性能」だけではない
住宅用太陽光では、 パネル1枚の変換効率だけを比較しても 最終的な発電量は決まりません。
大切なのは、
自宅の屋根全体に、何kW設置できるか
です。
長州産業のN・Bシリーズには 台形・ハーフサイズが用意されているため、 屋根形状によっては 配置の選択肢が増える可能性があります。
低反射タイプもある
NシリーズとBシリーズには、 低反射タイプも用意されています。
ただし、
低反射タイプ=北向き屋根なら問題なく設置できる
という意味ではありません。
発電量への影響と 近隣への反射光対策は別に確認します。
北面などを含めて検討する場合は、 屋根方位・傾斜角・隣家との位置関係まで 確認してください。
長州産業が候補に入っている方へ
まず地域の補助制度と設置条件を確認します
お住まいの市区町村について、 現在利用できる太陽光・蓄電池の 補助制度があるか 公的機関の公開情報から確認します。
必要であればその後、 屋根条件や長州産業の見積内容、 設置容量などを確認します。
自分の地域の補助金・設置条件を確認する※まだ長州産業に決めていない段階でも確認できます。
PRICE
長州産業の太陽光パネルの価格はいくら?
ここは、 全国共通で、
「長州産業なら○万円/kW」
と決めない方がいい部分です。
資源エネルギー庁が公表している 住宅用太陽光のシステム価格も、 住宅用10kW未満全体の平均値です。
長州産業だけの 全国共通販売価格ではありません。
「メーカー別kW単価表」は掲載しません
実際の販売価格は、 販売会社、設備容量、屋根、 足場、パワーコンディショナなどで変わります。 同じ条件の実際の見積もりで比較する方が適切です。
見積もりでは何を見る?
を確認します。
「海外メーカーより○万円高い」とも決めない
同じメーカーでも 販売会社や工事条件によって価格が変わります。
そのため、
「長州産業は海外メーカーより 1kWあたり3〜5万円高い」
といった固定的な比較も新版では使いません。
比較するなら、 同じ住宅・できるだけ近い設置容量 で見積もりを確認します。
WARRANTY
長州産業の雨漏り保証はどこまで対象?
長州産業の特徴の一つが、 施工に関する保証です。
メーカー公式サイトでも、
「業界ではめずらしい雨漏り保証」
と案内しています。
ここで大切なのは、
長州産業のパネルを付ければ、 すべての雨漏りが自動的に保証されるわけではない
ということです。
屋根材・建物構造によって対象外になる場合もあります
長州産業公式でも、 茅葺屋根・土葺屋根など、 屋根材や家屋構造によって 施工保証の対象外になる場合があると案内しています。
太陽電池モジュールの出力保証も条件を確認
2025年10月1日以降を保証開始日とする 現在の住宅用保証規定では、 太陽電池モジュールを所定の方法で測定し、
保証開始から10年間は 公称最大出力の81%未満、
11年目から保証期間終了までは 72%未満 となった場合が 保証内容として規定されています。
ただし、 実際の保証期間・対象機器については、 購入時に発行される保証書で確認してください。
保証規定は最新版を見る
長州産業では、 保証規定は仕様変更などにより 変更される場合があると案内しています。 契約時は販売会社から保証書・保証条件を確認してください。
SUBSIDY
長州産業の太陽光パネルなら補助金は使える?
メーカー名だけでは決まりません。
2026年度も、 国・都道府県・市区町村で 住宅向けの支援制度があります。
ただし、 制度によって、
が違います。
「長州産業なら必ず対象」「国・県・市を3つ使える」とは限りません
実際に使おうとしている制度と、 採用する設備・工事時期を確認して判断します。
環境省の 「全国省エネ住宅支援検索ページ」から、 国・都道府県・市区町村の 支援制度を探すことができます。
ただし、 公募終了済みの制度が表示される場合もあるため、 最後は各自治体・補助事業の公式ページで 受付状況を確認してください。
WHEN TO COMPARE
長州産業を比較候補に入れやすいケース
「おすすめの人」と 決めつけるより、 次の条件に当てはまる場合は 比較候補に入れてみる、 という考え方が分かりやすいでしょう。
国内生産の太陽電池モジュールを比較したい
長州産業は現在も 太陽電池モジュールを国内生産しています。
N型TOPConを国内メーカーでも比較したい
現在のNシリーズは N型TOPConセルを採用しています。
寄棟・複雑な屋根で配置を比較したい
N・Bシリーズには 台形やハーフタイプがあります。
他社と同じ屋根図面で配置を比較すると、 実際に何kW載るのかが分かります。
施工時の雨漏り保証も確認したい
一定の施工条件を満たす場合、 架台施工による雨漏りも保証対象になります。
これに当てはまっても「長州産業が一番」とは限りません
最終的には、 屋根に載せられる容量、 発電量、 見積総額、 保証条件まで含めて比較してください。
CHECK BEFORE CONTRACT
長州産業を選ぶ前に確認したい5つのこと
シリーズと型番
「長州産業5kW」だけではなく、 N・B・Gのどれで、 どの型番を使うのか確認します。
屋根へ何kW載るのか
パネル1枚の変換効率だけでなく、 屋根全体の配置図を確認します。
保証対象になる施工方法か
特に雨漏り保証を重視する場合は、 施工認定店、架台、屋根条件を確認します。
総額と工事内容
パネル価格だけではなく、 足場・電気工事・追加工事を含む システム全体で比較します。
現在利用できる補助制度
契約・工事前に、 地域の補助制度と申請条件を確認します。
「最低3社」など一律の社数は決めません
比較が必要な場合は、 同じメーカー・近い設置容量など、 条件をそろえて見積もりを見ることを優先します。
FAQ
長州産業の太陽光パネルでよくある質問
長州産業の太陽光パネルは純国産ですか?
長州産業にN型TOPConパネルはありますか?
N・B・Gシリーズのどれがおすすめですか?
長州産業の価格はいくらですか?
長州産業には雨漏り保証がありますか?
低反射タイプなら北向きにも設置できますか?
長州産業の太陽光でも補助金は使えますか?
長州産業は海外メーカーより高いですか?
SUMMARY
まとめ|「国産だから」だけで長州産業を選ばない
長州産業は、 現在も太陽電池モジュールを国内生産しているメーカーです。
2026年の住宅用ラインナップには、
があります。
また、 一定の条件を満たした施工について、 設置部からの雨漏りを含む施工保証を設けている点も 特徴の一つです。
一方で、
「国内生産だから必ず一番安心」
「長州産業なら必ずお得」
「Bシリーズならほとんどの家に最適」
とまでは言えません。
実際に見るべきなのは、
です。
長州産業を候補の一つとして、 自宅の条件に合わせて比較する。
この考え方が分かりやすいと思います。
長州産業も含めて確認したい方へ
まず現在使える補助制度と設置条件を整理します
お住まいの地域について、 現在利用できる太陽光・蓄電池の 補助制度があるか 公的機関の公開情報から確認します。
必要であればその後、 長州産業の見積内容、 屋根条件、 設置容量などを確認します。
まだメーカーを決めていない段階でも確認できます。
自分の地域の補助金・設置条件を確認する※製品・保証条件、補助制度、 設置可能容量などは個別条件によって異なります。
製品仕様・保証条件は、 2026年8月時点で確認できる 長州産業の公式公開情報をもとに整理しています。
太陽光発電の市場価格や補助制度については、 経済産業省・資源エネルギー庁・環境省など、 公的機関の公開情報をもとに整理しています。
製品ラインナップ、保証規定、 補助制度等は変更される場合があります。 実際の契約・申請時は最新情報をご確認ください。
