太陽光発電の10年後はどうなる?卒FIT・劣化・パワコン交換の現実

AFTER 10 YEARS

「太陽光発電って、10年後どうなるの?」

25年使える設備とはいえ、10年後のことは気になる。FITが終わったら?パネルはまだ使える?パワコンの交換にいくらかかる?

この不安は当然のこと。100万円以上の投資だから、10年後の「リアル」を知った上で決めたい

結論を先に。

10年後に起きる3つのこと

①FIT期間が終了売電価格16円→7円に。ただし対策すれば問題なし
②パネルは約95%の出力維持年間劣化率0.5%。10年で5%低下。まだまだ現役
③パワコンの交換時期15〜30万円の出費。でもシミュ込みならプラス維持

3つとも「想定内」。事前に知っていれば、慌てることは何もない。むしろ10年後は「第二章」の始まり。自家消費中心に切り替えることで、電気代をさらに下げるチャンスです。

SECTION 01

10年後①:FIT期間が終了する(卒FIT)

FIT制度の買取期間は10年間。2026年に設置した場合、2036年にFIT期間が終了します。売電単価は16円/kWh→7円/kWh(九電の場合)に下がる。

「売電収入が減るから損」と思うかもしれませんが、ここで重要な事実。2026年時点で、売電収入はもともと経済メリットの一部でしかない

5kWシステムの年間メリット内訳(FIT期間中 vs 卒FIT後)

FIT期間中卒FIT後(対策なし)卒FIT後(蓄電池あり)
電気代節約5.6万円5.3万円10.4万円
売電収入5.6万円2.3万円0.9万円
合計11.2万円7.6万円11.3万円

蓄電池を追加すれば、卒FIT後もFIT期間中と同等のメリットを維持できる。むしろ電気代が上がっていれば、卒FIT後の方がメリットが大きくなるケースも。

卒FIT対策の詳細は→ 卒FITとは?売電終了後の対策5つ

10年後に蓄電池を「後付け」できる?

できます。ただし後付けはパワコンを追加する必要があるため、最初からセットで導入するより15〜30万円高くなる。「今は予算が厳しいけど10年後に蓄電池」という計画なら、最初からハイブリッドパワコン対応の設計にしておくのが賢い。

SECTION 02

10年後②:パネルの劣化はどのくらい?

太陽光パネルの劣化率は年間0.5%が標準。10年で約5%低下。つまり10年後でも初期出力の95%を維持

5kWパネルの発電量推移(福岡・年間)

経過年数出力維持率年間発電量
初年度100%5,400kWh
5年後97.5%5,265kWh
10年後95%5,130kWh
15年後92.5%4,995kWh
20年後90%4,860kWh
25年後87.5%4,725kWh

25年後でも初期の87.5%は発電する。パネルが「使い物にならなくなる」ことは通常ない→ パネル寿命は何年?)。

実際には、海外の長期追跡データでは30年以上稼働しているパネルも珍しくない。日本でも1990年代に設置されたパネルが今でも動いている事例がある。劣化を心配しすぎる必要はない。

電気工事士の視点

10年以上前に設置したお客様の点検に行くことがありますが、発電量がシミュレーション通りに出ているケースがほとんど。むしろ「思ったより発電している」と驚かれることの方が多い。パネルの劣化より怖いのは「鳥のフンや落ち葉の堆積」。年に1回でいいので、目視で確認するだけで発電効率は維持できますよ。

設置後のアフターサポートも万全

10年後も安心の定期点検+長期保証

設置して終わりではなく、25年間のお付き合い。それが当社のスタンスです。

無料で相談してみる

※30秒で完了します

SECTION 03

10年後③:パワコン交換という「想定内の出費」

パワコン(パワーコンディショナー)の寿命は10〜15年。10年後に故障・交換が発生する可能性は十分にある。交換費用は15〜30万円→ パワコンの寿命と交換費用)。

この数字だけ見ると「痛い出費」に感じるけど、25年間のトータルで見てほしい。

パワコン交換を含めた25年間の収支(5kW・福岡)

25年間の経済メリット合計約280万円
初期費用(補助金差引後)▲約125万円
パワコン交換(12年目想定)▲約20万円
その他メンテナンス費▲約15万円
25年間の純利益約120万円のプラス

パワコン交換20万円を差し引いても120万円のプラス。パワコン交換は「想定内コスト」として最初から計上しておけば、何の問題もない。

むしろ怖いのは、パワコン交換を知らずに設置して「聞いてなかった!」と後悔するケース(→ 後悔パターン6番)。最初から知っていれば、対処できる

パワコン交換を安くするコツ

10〜15年後に交換する際、当時のモデルは製造終了している可能性が高い。後継モデルに交換することになりますが、同じメーカー・同じ系統なら工事が簡単で費用を抑えられる。最初の設計段階で「将来の交換のしやすさ」も考慮しておくのがプロの設計。

SECTION 04

10年後の電気代はどうなっている?

10年後の電気代がいくらかを正確に予測することは誰にもできません。でも過去のトレンドから推測はできる。

時期九電 従量電灯B 目安
2016年約23円/kWh
2020年約26円/kWh
2025年約31円/kWh
2036年(推定)約35〜40円/kWh

年平均2〜3%の上昇ペースが続くと、10年後の電気代は35〜40円/kWhになる計算。この時、自家消費1kWhの価値は35〜40円。卒FIT後の売電7円との差は28〜33円

電気代が上がるほど、自家消費の価値は上がる。つまり10年後は、太陽光+蓄電池の自家消費が今以上にメリットを生む時代になっている可能性が高い。

電気工事士の視点

3年前に設置したお客様から「当時のシミュレーションより実際の節約額が大きい」という報告をよく受けます。理由は電気代の値上がり。設置時は28円で計算していたのに、実際は31円。シミュレーションは「最低ライン」であって、上振れの方が多い。10年後の電気代がもっと高ければ、太陽光のメリットは今の計算以上になります。

10年後まで安心の設計を

卒FIT・パワコン交換込みの25年シミュレーション

「10年後にいくらかかるか」も含めて、正直にお伝えします。

無料で相談してみる

※しつこい営業は一切ありません

SECTION 05

よくある質問(FAQ)

10年後にパネルを撤去すべき?
もったいない。パネルはまだ15〜20年使えます。卒FITで売電価格は下がりますが、蓄電池と組み合わせれば年間10万円以上の電気代削減効果が続きます。撤去費用(10〜15万円)をかけてメリットをゼロにする理由はありません。
10年後にパネルを新しいものに交換した方がいい?
通常は交換不要。10年後も95%の出力を維持しています。最新パネルの方が効率は良いですが、既存パネルの撤去+新規設置のコストを回収するのは難しい。パネルはそのまま使い続けて、パワコンだけ交換するのが最も合理的です。
10年目の点検は必要?
やるべきです。10年目は「中間点検」の最適タイミング。パワコンの状態、配線の劣化、屋根の防水状態、パネルの汚れ——これらを専門家にチェックしてもらうことで、残り15年を安心して使えます。費用は1〜3万円程度。
10年後に引っ越す場合、太陽光はどうなる?
太陽光付き住宅は不動産価値が上がるというデータがあります。売却時にプラス評価される傾向。移設は技術的に可能ですが、取外し→運搬→再設置で50〜100万円かかるため現実的ではなく、住宅と一緒に売るのが一般的です。
メーカー保証が切れた後はどうなる?
出力保証は25年のメーカーが多い。製品保証(機器保証)は10〜15年。製品保証が切れた後も、出力保証が続いていればパネルの性能低下には対応してもらえます。保証期間は設置前に必ず確認を。

SUMMARY

まとめ

  • 10年後に起きるのは卒FIT・劣化5%・パワコン交換の3つ。全て想定内
  • 卒FITは蓄電池で対策すればFIT期間中と同等のメリット維持
  • パネルは10年後も95%の出力。25年後でも87.5%
  • パワコン交換15〜30万円は最初からシミュレーションに組み込む
  • 電気代は上がり続ける見込み → 10年後の自家消費価値は今より大きい
  • 「10年後が不安」なのは正しい。でも事前に知っていれば全て対処可能

10年後の不安は、知らないから生まれる。卒FIT、劣化、パワコン交換——どれも「想定内のイベント」として最初から計画に入れておけば、慌てることは何もない。

むしろ10年後は、電気代がさらに上がっている世界。太陽光+蓄電池で自家消費している人だけが、その値上がりから守られている。10年後の自分を守る投資として、太陽光発電を考えてみてください。

電気工事士 緒方より

「10年後どうなる?」と質問される方は慎重で賢い方だと思います。10年後を気にせず即決する方より、ずっといい判断ができる。その「気になること」に全部お答えするのが当社の仕事。パワコン交換の費用、卒FIT後の収支、蓄電池の後付けタイミング——何でも聞いてください。全て数字でお見せします。「想定内」にしておけば、10年後は「やっぱりやってよかった」になりますよ。

10年後まで見据えた設計を

25年間のトータルシミュレーションを無料で

パワコン交換・卒FIT対策・電気代上昇まで含めた「本当の数字」をお見せします。

無料で相談してみる

※しつこい営業は一切ありません