綾瀬市では、戸建住宅に太陽光発電や蓄電池、HEMS、V2Hなどを設置した方を対象に、令和8年度の「個人住宅用再エネ・省エネ設備等導入費補助金」を実施しています。
太陽光発電は1kWあたり1万円・上限3万円、家庭用蓄電池は5万円です。
HEMS、エネファーム、V2Hも対象となり、BELS評価書で所定のZEH評価を受けている住宅には10万円の加算があります。
申請期間は2026年4月1日から2027年3月15日までです。ただし先着順で、予算に達した時点で受付終了となります。
綾瀬市の制度は、設備を設置し、引渡しや工事代金の支払いを終えた後に申請する「事後申請」です。
ただし、神奈川県の補助金も利用したい場合は申請順序が異なります。県制度は交付決定前に工事を始めると対象外となるため、市が事後申請だからといって先に工事を進めないよう注意してください。
綾瀬市の太陽光・蓄電池補助金はいくら?
綾瀬市が公表している令和8年度の補助額は次のとおりです。
| 対象 | 補助額 | 主な要件 |
|---|---|---|
| 太陽光発電設備 | 1万円/kW 上限3万円 | 電力会社と余剰買取方式で電力需給契約を締結していること |
| HEMS | 1万円 | 市のHEMS要件確認票に記載された要件を満たすこと |
| エネファーム | 5万円 | 燃料電池普及促進協会が指定した機器 |
| 家庭用蓄電池 | 5万円 | 関係省庁のZEH支援事業の対象として登録されている蓄電システム |
| V2H | 5万円 | 対象となるV2H充放電設備として承認された機器 |
| ZEH加算 | 10万円 | BELS評価書で所定のZEH評価を取得していること |
例えば、太陽光発電が上限3万円まで対象となり、蓄電池も対象要件を満たす場合、市の補助額は合計8万円です。
設備ごとに要件が設定されているため、複数設備を設置する場合は、申請する設備がそれぞれ対象になるかを確認してください。
実際の補助額は、設置する設備、太陽光の容量、対象製品、ZEH評価などによって変わります。見積もり段階で対象設備と補助額を一つずつ確認する方が確実です。
綾瀬市の補助金を利用できる主な条件
対象者
- 設備を設置した住宅の所在地に住民登録があること
- 市税と市税に係る延滞金に未納がないこと
- 店舗・事業所等との併用住宅では、設備を家庭用として使用すること
- 綾瀬市暴力団排除条例に定める対象者に該当しないこと
設備・工事の条件
- 自ら未使用の対象設備を設置すること
- リース契約による設備ではないこと
- 設備ごとに指定された製品・性能要件を満たすこと
- 完了年月日が2026年3月1日から2027年3月15日までであること
綾瀬市では、保証書等の引渡し日と工事代金領収書の発行日のうち、遅い方を完了年月日として扱います。
太陽光発電については、保証書等の引渡し日に代えて、電力会社との特定契約の締結日が使われます。
そのため、工事そのものが終わった日だけを見て申請期限を判断しないよう注意してください。
綾瀬市は事後申請|申請の流れ
綾瀬市の令和8年度制度は事後申請です。原則として電子申請システムを使用します。
- 1対象設備・受付状況を確認
事後申請であっても、契約前に対象設備と現在の受付状況を確認しておくと安心です。予算に達すると2027年3月15日より前に終了します。
- 2契約・設置・引渡し・支払い
対象設備を設置し、設備の引渡しと工事代金の支払いを終えます。太陽光発電では、電力会社発行の「特定契約のご案内」も申請に必要です。
- 3必要書類をそろえて申請
原則として綾瀬市の電子申請システムから申請します。紙申請を希望する場合は、事前に市の環境保全課へ問い合わせが必要です。
- 4審査・交付決定
市が申請内容を審査します。要件に適合していれば交付決定通知が送付されますが、申請しただけで交付が確定するわけではありません。
- 5請求・振込
交付決定後に必要な請求手続きを行います。綾瀬市は、請求後おおむね1か月で指定口座へ振り込むと案内しています。
申請時に準備する主な書類
申請する設備によって必要書類が変わります。主なものは次のとおりです。
共通して確認する書類
- 設置場所を示す地図
- 設備の工事請負契約書の写し
- 設備の設置に係る領収書の写しなど
- 必要に応じて契約書・領収書金額内訳書
太陽光発電
- 太陽電池モジュールの製造番号
- 電力会社発行の「特定契約のご案内」
- 住宅全体・太陽電池モジュール・パワーコンディショナー等のカラー写真
- パワーコンディショナーの保証書
蓄電池・HEMS・エネファーム・V2H
- 出荷証明書または保証書など
- 設備全体と型式を確認できる写真
- HEMSの場合は市の要件確認票
ZEH加算
- BELS評価書
- BELS評価書に基づく施工証明書
綾瀬市の申請手引きでは、この書類の発行には時間を要する場合があると案内されています。申請期限直前になって慌てないよう、施工会社や電力会社との手続きを確認しておきましょう。
神奈川県の補助金も使いたい場合は申請順序に注意
綾瀬市だけを利用する場合と、神奈川県の補助金も利用する場合では、工事を始めるタイミングが異なります。
事後申請
設備の設置・引渡し・支払いを終えた後に申請します。
交付決定後に着工
県の交付決定前に設置工事へ着手すると、県補助の対象外となります。
令和8年度の神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金は、太陽光発電と蓄電システムを併せて導入する事業が対象です。
| 神奈川県の対象 | 令和8年度の補助額 |
|---|---|
| 太陽光発電設備 | 7万円/kW |
| 蓄電システム等 | 15万円/システム |
県の第1期はすでに受付終了しています。2026年8月14日時点では、県が第2期を2026年9月頃に実施予定と案内しています。
綾瀬市が事後申請だからといって工事を先に始めると、神奈川県制度の「交付決定前の着工不可」という条件を満たせなくなる可能性があります。
市と県を両方検討する場合は、県第2期の正式な受付条件を確認してから工事時期を決めるのが安全です。
綾瀬市と国・県の補助金は併用できる?
綾瀬市は、国や神奈川県などの補助金との併用申請を可能と案内しています。
神奈川県の令和8年度住宅用太陽光・蓄電池補助金についても、市町村や国の補助金との併用は可能とされています。
ただし、利用する別の補助制度側で併用を認めていない場合は、その制度の条件が優先されます。
国の令和7年度補正DR家庭用蓄電池事業は、2026年5月29日に予算へ達したため公募終了となりました。SIIは公募再開の予定もないと案内しています。
そのため現在の補助額を計算するときに、終了したDR補助金の上限60万円を加えることはできません。
補助制度の併用は「国・県・市だから3つ使える」と数だけで判断せず、実際に利用する制度同士の併用条件を確認してください。
補助を受けた設備を売却・処分するときの注意
綾瀬市の補助を受けた設備は、一定期間内に譲渡・売却などの処分をする場合、市の事前承認が必要です。
| 設備 | 処分制限期間 |
|---|---|
| 太陽光発電設備 | 10年 |
| HEMS | 5年 |
| エネファーム | 6年 |
| 家庭用蓄電池 | 6年 |
| V2H | 5年 |
| ZEH | 6年 |
期間内に処分する場合、補助金の全部または一部を返還しなければならない場合があります。住宅の売却や設備の買い替えを予定している場合は、事前に綾瀬市へ確認してください。
綾瀬市の太陽光・蓄電池補助金でよくある質問
2026年8月14日時点では受付中です。申請期間は2027年3月15日までですが、先着順で予算に達すると早期終了します。
太陽光は1万円/kW・上限3万円、蓄電池は5万円です。太陽光が上限まで対象となり、蓄電池も要件を満たす場合は合計8万円です。
綾瀬市の制度は事後申請です。設置工事・設備の引渡し・工事代金の支払い後に申請します。ただし神奈川県補助も検討する場合は、県の交付決定前に工事を始めないよう注意してください。
綾瀬市と神奈川県はいずれも、他の自治体制度との併用が可能と案内しています。ただし、それぞれの設備要件・申請期限・工事開始時期などを満たす必要があります。
2026年8月14日時点では第1期は終了しています。県は第2期を2026年9月頃に実施予定と案内しており、具体的な受付日は今後の公式発表確認が必要です。
現在は新規申請できません。令和7年度補正DR家庭用蓄電池事業は2026年5月29日に公募終了し、公募再開予定もないと案内されています。
綾瀬市の個人住宅用制度では、リース契約により使用する設備は対象外です。
BELS評価書でZEH、ZEH+、ZEH Oriented、Nearly ZEHのいずれかの評価を受けている住宅が対象です。BELS評価書の写しと、市指定の施工証明書が必要です。
まとめ|綾瀬市は現在受付中。ただし県補助を使うなら工事前に確認
綾瀬市では2026年度も、太陽光発電・蓄電池・HEMS・エネファーム・V2H・ZEHを対象とした住宅向け補助制度を実施しています。
- 太陽光:1万円/kW、上限3万円
- 蓄電池:5万円
- HEMS:1万円
- エネファーム:5万円
- V2H:5万円
- ZEH加算:10万円
- 現在受付中
- 申請期限は2027年3月15日、予算到達で早期終了
- 綾瀬市は工事・支払い後の事後申請
- 神奈川県の第1期は終了、第2期は2026年9月頃予定
- 県補助を利用する場合は交付決定前に工事を始めない
- 国のDR家庭用蓄電池補助金は2026年5月29日に公募終了
綾瀬市だけを利用する場合と、神奈川県の制度も組み合わせる場合では、工事を進める順番が違います。
自宅で実際に使える補助金額や、県第2期を待った方がよいかどうかは、設備・契約・工事時期によって異なります。
公的機関の確認先
掲載内容は2026年8月14日時点で確認しています。補助制度は予算到達や制度変更によって受付状況が変わるため、申請・契約・工事前には最新情報をご確認ください。
