太陽光発電は損?得?元が取れるか数字で検証【2026年版】

PROFIT OR LOSS

「太陽光発電って本当に元が取れるの?」

家族に話すと「うちにはまだ早いんじゃない?」と言われ、ネットで調べると「太陽光は損」「やめとけ」という記事が目に入る。100万円以上の買い物だから慎重になるのは当然です。

結論を先に言います。

太陽光発電の損得(福岡・5kWの場合)

初期費用約125万円(補助金差引後)
25年間の経済メリット約280〜350万円
投資回収約7〜9年
25年間の利益約155〜225万円のプラス

適切な条件で設置すれば、太陽光発電は「損」にはなりません。投資回収後の15〜18年分は純利益。年間10〜15万円のお金が何もしなくても入り続ける。銀行の定期預金ではこのリターンは絶対に得られない。

ただし——誰でも無条件に得するわけではない。損する人もいます。その境界線を、数字と実例で明確にします。

SECTION 01

福岡の4人家族で25年シミュレーション

「一般的な数字」ではなく、福岡の日照時間・九電の電気代で計算します。

シミュレーション条件

所在地福岡市(年間日照時間 約1,900時間)
パネル容量5kW
年間発電量約5,400kWh(初年度)
年間劣化率0.5%
設置費用約145万円(kW単価29万円)
補助金約20万円(国+福岡市)
実質初期費用約125万円
電気料金九電 従量電灯B(約30円/kWh)
FIT売電単価16円/kWh(10年間)
卒FIT後売電単価7円/kWh
自家消費率35%(蓄電池なし)

25年間の収支シミュレーション

期間電気代節約売電収入メンテ費用累計収支
1〜5年目28万円28万円▲3万円▲72万円
6〜10年目(FIT)27万円27万円▲5万円▲23万円
11〜15年目(卒FIT)26万円12万円▲22万円
(パワコン交換含む)
▲7万円
16〜20年目25万円11万円▲5万円+24万円
21〜25年目24万円10万円▲5万円+53万円

投資回収は約8〜9年目。10年目以降は毎年5〜7万円のプラスが積み上がる。25年間トータルで約155万円のプラス

しかもこれは「電気代が現在の水準で固定」の計算。過去5年で九電の電気代は約20%上昇しているので、実際にはもっと得になる可能性が高い。

蓄電池をセットで入れた場合

蓄電池(10kWh)を追加すると初期費用は+80〜120万円増えますが、自家消費率が35%→70%に上がり、年間メリットは約3〜4万円アップ。補助金3重取り(国・県・市で35〜65万円)を使えば、蓄電池込みでも25年間で約180〜225万円のプラス。停電対策にもなるので、総合的にはセット導入がおすすめ。

SECTION 02

太陽光発電で損する人の特徴3つ

太陽光は基本的に得する投資。でも例外はある。損するケースを先に知っておけば、回避できる

  1. 1

    相場より高い価格で契約してしまった人

    2026年の相場はkW単価25〜30万円。ところが訪問販売でkW単価40万円以上の見積もりを出す業者がいまだにいる。5kWで200万円なら相場の1.4倍。投資回収が12〜15年に伸び、利益が激減する。見積もりは必ず2〜3社から取る。これが鉄則。

  2. 2

    屋根の条件が悪い人

    北向きの屋根、屋根面積が小さい(20㎡以下)、周囲のビルや木で影が常にかかる——こうした条件では発電量が大幅に落ちる。南向き100%に対して北向きは60%程度。発電量が足りないと回収年数が10年を大幅に超える。

  3. 3

    施工品質の低い業者を選んだ人

    安さだけで業者を選んで、施工不良でパネルの性能が出ない。雨漏りが発生してリフォーム費用がかかる。これは太陽光自体の問題ではなく業者選びの問題。太陽光発電の「損した」体験談のほとんどは、実は業者の問題。

電気工事士の視点

「太陽光は損」というネットの声、原因の8割は「高すぎる見積もり」と「ずさんな施工」です。太陽光パネル自体の技術は確立されていて、適正価格で、きちんとした業者が施工すれば損する方が難しい。「太陽光は損」ではなく「悪い業者に当たると損」が正確。だからこそ相見積もりが大事なんです。

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※「適正価格です」とお伝えすることもあります

SECTION 03

確実に得するための5つの条件

  1. 1

    kW単価30万円以下で契約する

    2026年の相場はkW単価25〜30万円(工事費込み・税込み)。この範囲なら8〜10年で回収可能。30万円を超える見積もりは「なぜ高いのか」を業者に説明させてください。

  2. 2

    南向き〜南西・南東の屋根に設置する

    南向き100%に対して、南東・南西は約95%、東・西は約85%。方角の条件さえクリアしていれば、十分な発電量が見込めます。(→ 屋根面積と設置条件

  3. 3

    補助金を確実に受け取る

    国・県・市の3重取りで20〜65万円。この金額が初期費用から丸ごと引かれるので、回収年数に直結する。補助金は予算枠があるので早めの申請を。

  4. 4

    自家消費率を意識した設計をする

    売電よりも自家消費の方が1kWhあたり14円お得(→ 自家消費と売電の違い)。エコキュートの昼運転や蓄電池で自家消費率を上げる設計にすると、25年間のトータルメリットが大きく変わる。

  5. 5

    施工実績のある業者を選ぶ

    施工品質が25年間の発電量を左右する。安さだけで選ばず、施工実績・保証体制・アフターサービスを確認。できれば自社施工の業者が安心。外注丸投げの業者は責任の所在が曖昧になりやすい。

5条件チェックリスト

条件基準あなたは?
kW単価30万円以下
屋根の方角南〜南東・南西
補助金国・県・市の3重取り
自家消費設計エコキュート昼運転+蓄電池検討
業者自社施工+実績あり

5つ全てクリアなら、太陽光で損する可能性はほぼゼロ。4つなら十分に得。3つ以下は慎重に検討を。

SECTION 04

「太陽光は損」と言われる5つの原因を検証

  1. 1

    「FIT価格が下がったから損」→ 半分正しく、半分間違い

    確かにFIT価格は48円→16円に下がった。でも設備費用もkW単価60万円→25〜30万円に下がっている。投資回収年数はむしろ短くなっている。FIT価格だけを見て「損」と言うのは木を見て森を見ず。

  2. 2

    「メンテナンス費用がかかる」→ 利益を食い潰すほどではない

    25年間のメンテナンス費用は25〜55万円(→ パネル寿命とメンテ費用)。パワコン交換が最大の出費(15〜30万円)。でも25年間の経済メリット280〜350万円に対して15〜20%程度。差し引いても十分プラス。

  3. 3

    「天候が悪いと発電しない」→ 年間トータルで見れば安定

    雨の日は確かに発電量が落ちる。でも年間日照時間は毎年ほぼ一定。福岡の年間日照時間は約1,900時間で、全国平均より多い。年単位では安定したリターンが出る。

  4. 4

    「10年後にパワコンが壊れて損」→ 想定内コスト

    パワコンの寿命は10〜15年。交換費用は15〜30万円(→ パワコンの寿命)。シミュレーションに最初から組み込んでおけば「損」にはならない。業者のシミュレーションにこのコストが入っていない場合は要注意。

  5. 5

    「訪問販売で高値づかみした」→ 業者の問題

    これが「損した」体験談の最大の原因。kW単価40万円以上で契約させられるケースが後を絶たない。同じ5kWでも125万円と200万円では回収年数が4〜5年も違う。太陽光自体が悪いのではなく、高すぎる価格が悪い。

電気工事士の視点

「太陽光で損した」という方の相談も受けますが、内容を聞くとほぼ全員が「業者に損させられた」。kW単価45万円で契約していたり、屋根の方角も確認せず設置されていたり。太陽光パネルには罪はない。問題は「誰に頼むか」。相見積もりを必ず取ること、kW単価を必ず確認すること、屋根の条件を事前にチェックすること——この3つだけは絶対にやってください。

「損したくない」なら

あなたの条件で正直にシミュレーションします

屋根の条件が悪い場合は「やめた方がいい」と正直にお伝えします。

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※「太陽光はおすすめしません」とお伝えすることもあります

SECTION 05

よくある質問(FAQ)

太陽光発電の投資回収は何年?
2026年の相場(kW単価25〜30万円)で補助金を使えば7〜10年が目安。蓄電池込みでも12〜15年。パネルの寿命25〜30年に対して十分に回収可能です。
ローンを組んでも得になる?
金利2%以下のローンなら得になります。月の電気代節約+売電収入でローン返済額を上回るケースが多い。実質的な持ち出しなしで太陽光を導入できます。ただし金利の確認は必須。
曇りや雨の日はどうなる?
曇りでも晴天時の30〜50%は発電します。雨の日は10〜20%程度。年間トータルでは安定した発電量が出ます。福岡の年間日照時間は約1,900時間で全国平均以上です。
10年後に引っ越す予定がある場合は?
太陽光付き住宅は不動産価値が上がるというデータがあります。ただし10年以内の転居が確実なら、リース(PPAモデル)を検討する方が合理的かもしれません。
太陽光に使うお金で投資信託を買った方が得?
太陽光の実質利回りは年8〜12%相当(初期費用に対する年間メリット)。電気代という「確実な支出の削減」なので、株式のように下がるリスクがほぼない。ローリスク・ミドルリターンの優秀な資産運用です。

SUMMARY

まとめ

  • 福岡・5kWの25年間トータル → 約155〜225万円のプラス
  • 投資回収は7〜10年。残り15〜18年分は純利益
  • 損する原因の8割は「高すぎる価格」と「悪い業者」
  • kW単価30万円以下+南向き屋根+補助金3重取り → ほぼ確実に得
  • 電気代が上がり続ける限り、自家消費のメリットは年々増える
  • 実質利回り8〜12%。ローリスク・ミドルリターンの資産運用

「太陽光は損」という声の正体は、太陽光パネルの問題ではなく、業者や条件の問題。適正価格で、きちんとした業者が、適切な条件の屋根に設置すれば——数字は嘘をつきません。

迷うなら、まずは無料のシミュレーションを受けてみてください。あなたの屋根、あなたの電気使用量で、具体的な数字が出ます。「得する」なら進めればいいし、「微妙」なら正直にそうお伝えします。数字を見てから判断しても、遅くはありません。

電気工事士 緒方より

100件以上の設置に立ち会ってきて、「損した」と言われたことは一度もありません。なぜなら、損する条件の方にはお断りしているから。北向きの屋根で発電量が足りない方には正直に「おすすめしません」と伝える。予算に合わない方には無理に勧めない。結果として、設置いただいたお客様は全員が「やってよかった」と言ってくださっている。「太陽光は損か得か」——この質問への答えは、業者選びで決まります。

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