電気代削減シミュレーション|太陽光で年間いくら得する?【2026年版】

ELECTRICITY BILL SIMULATION

「太陽光で電気代、本当に安くなるの?」

なります。ただし「いくら安くなるか」は、家庭ごとに違います。

月の電気使用量、昼間の在宅率、屋根の方角。これらの条件で、年間の電気代削減額は5万円〜12万円と幅があります。この記事では、福岡の一般家庭を例に、パターン別の削減額を計算します。

SECTION 01

電気代削減の仕組み【2ルート】

太陽光発電が電気代を下げるルートは2つ。

  • 1

    自家消費:発電した電気を自分で使う

    昼間に発電した電気を自宅で使えば、買電が不要に。買電単価は約31円/kWh(九州電力・従量電灯B)。この分がまるごと節約。

  • 2

    売電:余った電気を電力会社に売る

    使い切れない電気は電力会社に売電。新FIT制度では1〜4年目24円/kWh、5〜10年目8.3円/kWh。

自分で使えば31円の節約、売れば24円(or 8.3円)の収入。自家消費の方がお得。これが蓄電池を追加する経済的な理由です。

現場から

「売電で儲かる」時代は終わりました。今は「自分で使って電気代を減らす」時代。自家消費率が30%か50%かで、年間のメリットが2〜3万円変わります。この差は蓄電池で埋められます。

SECTION 02

パターン別シミュレーション【3家庭】

福岡県(年間発電量5,500kWh・5kW設置)で、3つの家庭パターンを試算します。

パターンA:共働き(昼間不在)自家消費率20%

共働き4人家族 ─ 月の電気代15,000円

昼間不在で売電中心。それでも年間14万円のメリット

自家消費節約

3.4万円/年

売電収入(1-4年)

10.6万円/年

年間合計14.0万円(1〜4年目)。5年目以降は売電8.3円で年間約7.0万円に低下。蓄電池で改善可能。

パターンB:在宅ワーク(昼間在宅)自家消費率40%

在宅ワーク3人家族 ─ 月の電気代12,000円

昼間の自家消費が多く、5年目以降も安定したメリット

自家消費節約

6.8万円/年

売電収入(1-4年)

7.9万円/年

年間合計14.7万円(1〜4年目)。5年目以降も年間約9.5万円。自家消費率が高いので売電単価低下の影響が小さい。

パターンC:子育て世帯(一部在宅)自家消費率30%

項目1〜4年目5〜10年目
自家消費節約5.1万円/年5.1万円/年
売電収入9.2万円/年3.2万円/年
年間合計14.3万円8.3万円
月額換算約11,900円/月約6,900円/月

※買電単価31円/kWh、パネル劣化率0.27%/年で試算。実際の金額は条件により変動します。

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SECTION 03

蓄電池を追加するとどう変わる?

蓄電池を追加すると、昼間の余剰電力を夜間に使えるので自家消費率が30%→50〜60%に上がります。

比較太陽光のみ太陽光+蓄電池10kWh
自家消費率30%55%
自家消費節約5.1万円/年9.4万円/年
売電収入(5年目〜)3.2万円/年1.7万円/年
年間メリット(5年目〜)8.3万円11.1万円
月額換算約6,900円/月約9,300円/月

蓄電池を追加すると、5年目以降のメリットが年間約2.8万円アップ。蓄電池の追加コストは補助金(DR補助金最大60万円)で大幅に圧縮できるため、実質的な追加負担は小さくなります。

アドバイス

「蓄電池なし」でも十分メリットはあります。でも5年目以降の売電単価8.3円はかなり低い。この差を蓄電池で補えるかが、長期の経済性を左右します。補助金があるうちに蓄電池も入れるか、まず太陽光だけで始めるか。どちらが得かは、あなたのライフスタイル次第です。

SECTION 04

電気代がさらに上がったら?

上記シミュレーションは買電単価31円/kWhで計算。でも電気代は過去10年で約30%上昇しています。今後さらに上がったら?

買電単価年間自家消費節約(率30%)変化
31円/kWh(現在)5.1万円
35円/kWh(+13%)5.8万円+7,000円
40円/kWh(+29%)6.6万円+15,000円

電気代が上がるほど、太陽光発電のメリットは増える。これが太陽光が「電気代高騰へのヘッジ」と言われる理由です。逆に電気代が下がるシナリオは、ここ10年の推移を見ると考えにくい。

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SECTION 05

シミュレーションの精度を上げる方法

  • 1

    直近12ヶ月の電気使用量を用意する

    検針票またはWebの「でんき家計簿」で月別のkWhを確認。季節変動を考慮した正確なシミュレーションが可能に。

  • 2

    昼間の在宅パターンを伝える

    「平日は昼間不在」「在宅ワーク週3日」など、具体的に。自家消費率の算出精度が大きく変わります。

  • 3

    屋根の方角・傾斜を確認する

    南向き30度が理想。東西向きだと発電量は約85%に。業者の現地調査で正確に測定できます。

FAQ

よくある質問

電気代が月10,000円以下でも太陽光は意味ある?
意味はあります。電気使用量が少ない分、自家消費率が下がるので売電中心になりますが、1〜4年目は売電24円で十分な収入があります。ただし設置費用の回収に少し時間がかかるため、蓄電池とセットで自家消費率を上げるか、容量を小さめにするのがおすすめです。
オール電化の場合、削減効果は大きい?
大きいです。オール電化は電気使用量が多い分、自家消費で節約できる金額も大きくなります。特にエコキュートを昼間沸かしに切り替えると、自家消費率が大幅にアップします。
曇りや雨の日はどうなる?
曇りの日も発電はしますが、晴天時の2〜3割程度に低下します。年間発電量のシミュレーションには天候データが織り込まれているため、年間トータルでは大きなズレは出ません。
電気代の値上げ分はシミュレーションに入っている?
この記事のシミュレーションは現在の買電単価31円で固定計算しています。将来の値上げを含めると、メリットはさらに大きくなります。保守的に見積もった数字だとお考えください。
売電収入は確定申告が必要?
住宅用(10kW未満)の場合、売電収入は「雑所得」に該当しますが、年間20万円以下であれば確定申告は不要(給与所得者の場合)。5kWの売電収入は年間10万円前後なので、ほとんどのケースで申告不要です。

SUMMARY

まとめ

📝 ポイント

  • 太陽光5kWで年間8〜15万円の電気代削減+売電収入
  • 自家消費率が高いほどメリット大。在宅ワーク世帯は特に有利
  • 蓄電池追加で自家消費率30%→55%。5年目以降のメリットが年間2.8万円アップ
  • 電気代が上がるほど太陽光のメリットは増える(電気代高騰ヘッジ
  • 正確なシミュレーションには12ヶ月分の電気使用量データが必要

監修者コメント

電気代削減の金額は、家庭ごとに大きく異なります。この記事の数字はあくまで平均的なケース。あなたの家で具体的にいくら安くなるかは、電気使用量と屋根の条件がわかれば算出できます。無料シミュレーションをご活用ください。

梅原隆也

太陽光補助金ドットコム 代表 / BCソーラー正規一次代理店

この記事の数字はあくまで平均。あなたの家の数字を知りたくないですか?

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※シミュレーションは2026年2月時点の電気料金・FIT単価に基づきます。実際の削減額は条件により異なります。

最終更新日:2026年2月22日