SOLAR COST GUIDE
「太陽光発電を付けると、 結局いくらかかる?」
太陽光発電を検討するとき、 最初に気になるところだと思います。
2026年8月時点で確認できる 最新の公的データでは、 2025年に設置された住宅用太陽光発電の システム費用は、
となっています。
ただし、 これは全国の設置実績を集計した 平均値です。
「5kWなら必ずこの金額」 「平均を超えたら高すぎる」 という意味ではありません。
太陽光パネル、 屋根の形や状態、 工事方法、 足場、 パワーコンディショナなどによって 実際の見積金額は変わります。
このページについて
2026年8月時点で確認できる 経済産業省・資源エネルギー庁・環境省など、 公的機関の公開情報をもとに、 太陽光発電の費用相場と 見積もりを見るときのポイントを整理しています。
AVERAGE COST
2026年に見るべき太陽光発電の費用相場
現在、 費用相場を確認するときに参考になるのは、 2025年に実際に設置された 住宅用太陽光発電のシステム費用です。
新築住宅
28.9万円/kW2025年設置分の平均システム費用
既存住宅
30.1万円/kW2025年設置分の平均システム費用
4kW・5kWなら平均でいくら?
上記の全国平均を 単純に容量へ掛けると、 次の金額になります。
| 容量 | 新築平均で単純換算 | 既築平均で単純換算 |
|---|---|---|
| 4kW | 約115.6万円 | 約120.4万円 |
| 5kW | 約144.5万円 | 約150.5万円 |
※28.9万円/kW・30.1万円/kWを 単純に容量へ掛けた参考値です。 個別住宅の見積価格を示すものではありません。
この表だけで「5kWなら145万円」と決めない
実際の価格は、 パネル、パワーコンディショナ、 屋根、工事方法、足場などで変わります。 平均価格は見積もりを見るための 一つの基準として使ってください。
FIT ASSUMPTION
「25.5万円/kW」という数字もあるけど、どちらが正しい?
太陽光発電の価格を調べていると、
「2026年度は25.5万円/kW」
という数字を見ることがあります。
これは、 全国の住宅用太陽光が 25.5万円/kWで販売されている、 という意味ではありません。
28.9万円/kW
2025年に設置された 新築住宅用太陽光の 実績平均
25.5万円/kW
FIT価格を検討する際に用いられる 算定上のシステム費用想定値
役割が違う数字です。
25.5万円/kWを「適正価格の上限」として使わない
FIT価格は、 再エネ電気の供給が効率的に行われる場合に 通常必要となる費用などを基礎に設定されます。 個々の住宅の販売価格を決めるものではありません。
PRICE PER KW
太陽光発電の見積もりは「kW単価」で比較すると分かりやすい
2社以上の見積もりを比較するときは、 総額だけでなく kW単価を計算すると 比較しやすくなります。
kW単価の計算
見積総額 ÷ 太陽光の設置容量(kW)
例えば、
5kWの太陽光発電で 見積総額が150万円なら、
150万円 ÷ 5kW = 30万円/kW
です。
これなら、
「A社は4.5kWで130万円」
「B社は5.5kWで155万円」
のように容量が違う見積もりでも、 比較しやすくなります。
kW単価だけで「高い・安い」を決めない
同じkW単価でも、 採用する設備、足場、 屋根工事、保証などの内容が違う場合があります。 kW単価は見積もり確認の入口として使います。
COST BREAKDOWN
太陽光発電の費用には何が含まれる?
太陽光発電は、 パネルだけを購入すれば 設置できる設備ではありません。
主に次のような設備・工事が関係します。
太陽光パネル
メーカー、出力、 サイズ、製品仕様などによって変わります。
パワーコンディショナ
発電した直流電気を 家庭で使える交流へ変換する設備です。
架台・固定部材
パネルを屋根へ固定します。 屋根材などによって施工方法が変わります。
設置・電気工事
パネル設置、配線、 パワコン設置などの施工費です。
足場
建物や工事条件によって 必要になる場合があります。
その他の追加工事
屋根補修、配線、 分電盤まわりなど、 住宅によって異なります。
「一式○万円」だけでなく内訳を見る
金額の大きさだけではなく、 何が含まれていて、 何が別途費用になる可能性があるのかを 確認しておきましょう。
NEW VS RETROFIT
新築と既存住宅への後付けで費用は違う?
最新の公表データでは、
と、 既存住宅への設置の方が 平均では1.2万円/kW高くなっています。
5kWへ単純換算すると 平均値の差は約6万円です。
ただし、
「後付けなら必ず6万円高い」
という意味ではありません。
既存住宅では、
などによって工事条件が変わります。
PRICE JUDGEMENT
平均より高い見積もりは「高すぎる」?
全国平均が28.9万円/kWだからといって、
「30万円/kWを超えたら高い」
と判断することはできません。
例えば、
など、 平均より高くなる理由がある場合があります。
確認するのは「高いか」より「なぜこの価格か」
平均より高ければ、 まず内訳と工事条件を確認します。 理由が分からない場合に、 他の見積もりと比較すると判断しやすくなります。
逆に、平均より安ければ安心?
安い見積もりも、 金額だけで即決する必要はありません。
パネルやパワコンの型番、 工事内容、 保証、 後から追加される可能性がある費用などを確認します。
見積もりを詳しく確認したい方へ
太陽光発電の見積もりチェックリスト2,000,000 YEN ESTIMATE
「太陽光で200万円」と言われたら高い?
この質問も多いと思いますが、 200万円という総額だけでは判断できません。
まず確認するのは、
です。
太陽光のみ5kWの200万円と、 太陽光+蓄電池+屋根工事を含む200万円では、 同じ金額でも内容が全く違います。
「200万円だから高い」と先に決めない
総額より、 何を含んだ200万円なのかを確認してから 比較してください。
ESTIMATE CHECK
太陽光発電の見積もりで確認したい7項目
設置容量
何kW載せる見積もりなのか確認します。 総額だけでは比較できません。
太陽光パネルのメーカー・型番
同じ容量でも製品仕様が違う場合があります。
パワーコンディショナ
メーカー、容量、台数を確認します。
工事費の範囲
「工事一式」だけではなく、 追加費用になりそうな項目を確認します。
足場・屋根工事
既存住宅では特に確認したい項目です。
保証内容
機器保証・施工保証など、 何をどの期間保証するのか確認します。
発電・売電シミュレーション
年間発電量、自家消費量、 売電量など、 何を前提に計算しているか確認します。
「平均は分かった。でも、うちは?」
まず現在利用できる補助制度から確認します
お住まいの市区町村と 現在の検討状況を確認し、 太陽光・蓄電池で利用できる補助制度があるか 公的機関の公開情報から確認します。
見積もりをお持ちの場合は、 必要に応じて容量や内訳なども確認します。
自分の地域の補助金・設置条件を確認する※まだ太陽光発電を設置すると決めていない段階でも確認できます。
SUBSIDY
補助金を使えば、太陽光発電はいくら安くなる?
これは全国共通の金額では答えられません。
2026年度も、 国、都道府県、市区町村で 住宅の省エネ・再エネ設備を対象とした 支援制度があります。
環境省の「住宅脱炭素NAVI」でも、 都道府県・市区町村を選んで 利用可能な支援制度を検索できます。
「国+県+市を必ず3つ使える」とは限りません
財源や対象設備が重複している場合など、 併用できない制度もあります。 実際に使う制度ごとに確認してください。
2026年のDR家庭用蓄電池補助金は受付終了
令和7年度補正の DR家庭用蓄電池事業は、 1申請あたり上限60万円として実施されましたが、 2026年5月29日に 交付申請額が予算へ到達したため 公募を終了しています。
公式サイトでは、 公募再開の予定はない と案内されています。
そのため、 古い記事のDR補助金を 現在の太陽光・蓄電池費用から そのまま差し引かないようにしてください。
補助金について詳しく
太陽光発電・蓄電池の補助金ガイドCOST CHECK
太陽光発電の費用を抑えるには?
単純に 「一番安い業者を探す」 ことが目的ではありません。
設備・工事内容をそろえたうえで、 不要な費用や見落としがないか確認します。
同じ条件で見積もりを比較する
片方は4kW、 もう片方は6kWという見積もりを 総額だけで比較しても正確には分かりません。
容量、設備メーカー、 保証などを確認して比較します。
kW単価と内訳を両方見る
kW単価で大まかな位置を確認したあと、 なぜその価格なのかを内訳で確認します。
補助制度は契約・工事前に確認
補助制度によっては、 契約や工事の前に申請が必要なものがあります。
「工事が終わってから補助金を探す」 では間に合わない場合があります。
屋根工事の予定がある場合は施工時期も相談
屋根の塗装、補修、葺き替えなどを予定している場合は、 太陽光発電との施工順を確認してください。
足場や工事工程をまとめられるかは、 住宅・工事内容によって異なります。
安さだけではなく「後から増えない見積もり」にする
契約前に、 追加工事になる可能性がある項目まで 確認しておくことが大切です。
PAYBACK
「何年で元が取れる?」は費用相場とは分けて考える
設置価格が分かると、
「では、何年で元が取れる?」
という疑問が出てきます。
ただし、 費用相場だけから回収年数は決められません。
などが必要です。
2026年度の住宅用太陽光 (10kW未満)のFITは、
ですが、 この売電価格だけで 「7年で回収できる」とは言えません。
投資回収について詳しく
太陽光発電は何年で元が取れる?FAQ
太陽光発電の費用でよくある質問
2026年の太陽光発電の費用相場はいくらですか?
5kWの太陽光発電はいくらですか?
4kWの太陽光発電はいくらですか?
25.5万円/kWと28.9万円/kWはどちらが正しいですか?
新築と後付けではどちらが安いですか?
太陽光発電で200万円と言われたら高いですか?
平均より高い見積もりは断った方がいいですか?
蓄電池も一緒に付けるといくらになりますか?
太陽光発電の維持費はいくらかかりますか?
SUMMARY
まとめ|平均価格を知ってから、自分の見積もりを見る
2026年8月時点で確認できる 最新の住宅用太陽光発電の設置実績では、
です。
ただし、 この数字は、
「これ以上なら高すぎる」
「これ以下なら必ずお得」
という価格判定ラインではありません。
見積もりを見るときは、
を確認してください。
そのうえで、 「なぜ自宅の見積もりはこの金額なのか」 を見ていくことが大切です。
「うちの場合はいくら?」を確認したい方へ
まず補助金と現在の条件から整理します
お住まいの地域について、 現在利用できる太陽光・蓄電池の 補助制度があるか確認します。
必要であればその後、 屋根、設置容量、 現在の見積もりなどを確認して 実際の費用を整理します。
まだ太陽光を付けると決めていない段階でも確認できます。
自分の地域の補助金・設置条件を確認する※設置費用、補助対象可否、 発電量などは住宅・設備・地域・工事条件によって異なります。
掲載内容は2026年8月時点で確認できる 経済産業省・資源エネルギー庁・環境省など、 公的機関の公開情報をもとに整理しています。
設置価格、補助制度、 FIT制度等は変更される場合があります。 実際の契約・申請時は最新情報をご確認ください。
