再エネ賦課金とは?なぜ上がる?電気代への影響と対策【2026年版】

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「再エネ賦課金ってなに?毎月こんなに取られてるの?」

検針票をよく見ると、電気代の明細に「再エネ発電賦課金」という項目がある。月1,000〜1,500円。年間で12,000〜18,000円。何のために払っているのかわからないまま、毎月引き落とされている。

再エネ賦課金は、日本に住む全員が電気代と一緒に払う「再生可能エネルギー普及のための負担金」。太陽光発電を設置していない人も、設置している人も、全員が払っている

ただし——太陽光を設置している人は、自家消費した分だけ賦課金の支払いを回避できる。これが太陽光の「隠れたメリット」です。

SECTION 01

再エネ賦課金の仕組み

正式名称は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」。FIT制度で電力会社が太陽光や風力の電気を高値で買い取っている、その買取費用を電気を使う全員で負担する仕組みです(資源エネルギー庁)。

計算方法

再エネ賦課金 = 電力使用量(kWh) × 賦課金単価(円/kWh)

2025年度の単価は3.49円/kWh。月間400kWh使う4人家族なら、月額1,396円。年間16,752円

ポイントは「電力使用量に比例する」こと。電気をたくさん使う家庭ほど賦課金の負担が大きい。オール電化で月600kWh使う家庭なら月額2,094円、年間25,128円

賦課金単価の推移

年度賦課金単価月額目安(400kWh)
2012年0.22円88円
2015年1.58円632円
2018年2.90円1,160円
2021年3.36円1,344円
2023年1.40円560円(※一時的に軽減)
2025年3.49円1,396円

2012年の88円から2025年の1,396円へ。13年で約16倍。2023年は電気代高騰対策で国が一時的に軽減しましたが、2025年には元の水準に戻っている。

なぜ上がり続ける?

FIT制度で認定された太陽光・風力の買取量が増え続けているから。買取期間は20年(産業用)のため、過去に認定された設備の買取費用が累積的に膨らんでいく構造。2030年代前半にピークを迎え、その後はFIT認定の古い設備が買取期間を終えるため徐々に下がると予想されています。

SECTION 02

再エネ賦課金の負担を減らす方法

賦課金は「電力会社から買った電気」にかかる。つまり電力会社から買う量を減らせば、賦課金も減る

太陽光の自家消費で賦課金を回避

4人家族・月400kWh使用の場合

太陽光なし太陽光あり(自家消費35%)太陽光+蓄電池(70%)
月間買電量400kWh280kWh160kWh
月額賦課金1,396円977円558円
年間賦課金16,752円11,724円6,696円
年間削減額5,028円10,056円

太陽光+蓄電池で年間約1万円の賦課金を回避。25年間で25万円。これは通常のシミュレーションの「電気代節約」に含まれている数字ですが、意外と知られていない内訳です。

電気代の節約効果というと「基本料金+従量料金の削減」をイメージしますが、実は賦課金の回避分も含まれている。賦課金が上がれば上がるほど、自家消費の価値はさらに上がるということ。

その他の削減方法

  1. 1

    節電する

    当たり前ですが、電力使用量を減らせば賦課金も減る。ただし生活の質を下げてまで節電するのは現実的ではない。

  2. 2

    電力会社を変える → 効果なし

    新電力に切り替えても賦課金の単価は変わりません。全国一律で経済産業大臣が定める金額。どの電力会社でも同じ。

  3. 3

    太陽光+蓄電池で自家消費 → 最も効果的

    買電量そのものを減らす唯一の実効的な方法。賦課金だけでなく、従量料金、燃料費調整額も同時に削減できる。

電気工事士の視点

お客様に「再エネ賦課金を年間1.6万円払っていますよ」とお伝えすると、ほぼ全員が驚かれます。検針票を見ても小さく書いてあるだけだから気づかない。でもこの1.6万円は今後も上がり続ける。太陽光を設置すれば払う側から「回避する側」に回れる。これは太陽光の隠れたメリットで、説明すると「それだけでも設置する価値がある」と言ってくださる方が多いですね。

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SECTION 03

再エネ賦課金は今後どうなる?

結論から言うと、2030年代前半にピーク、その後緩やかに下がるというのが大方の見方です。

今後の見通し

時期予測理由
2026〜2030年3.5〜4.5円/kWhFIT認定設備の買取が継続。上昇傾向
2030〜2035年ピーク(4〜5円/kWh)過去認定分の買取費用が最大化
2035年〜緩やかに下降2012年認定の産業用設備が20年の買取期間終了

ピーク時の4〜5円/kWhだと、月400kWh使う家庭の賦課金は月額1,600〜2,000円。年間19,200〜24,000円。今より3,000〜7,000円も増える計算。

太陽光+蓄電池で自家消費率70%を確保していれば、このピーク時でも賦課金は年間6,000〜7,000円で済む。設置していない家庭との差は年間13,000〜17,000円。賦課金が上がるほど、太陽光のメリットが広がる構図です。

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SECTION 04

よくある質問(FAQ)

再エネ賦課金は拒否できる?
できません。電気事業法に基づき、電力会社と契約している全ての需要家が負担する義務があります。唯一の合法的な減額方法は「電力会社から買う電気を減らす」こと、つまり自家消費です。
太陽光を設置している人は二重取りされている?
太陽光設置者も買電分に対して賦課金を払いますし、売電分はFIT制度で買い取ってもらう側でもある。「払いながら受け取っている」状態ですが、自家消費分は賦課金がかからないので、トータルでは設置者の方が圧倒的に有利です。
賦課金はいつまで続く?
FIT制度で認定された設備の買取期間(住宅用10年・産業用20年)が全て終了するまで続きます。現実的には2040年代までは何らかの形で継続する見込み。完全になくなることは当面ない。
再エネ賦課金と燃料費調整額は別物?
別物です。再エネ賦課金は再エネ普及のための負担金。燃料費調整額は火力発電の燃料価格変動を反映するもの。どちらも電気代に上乗せされますが、仕組みと金額は独立しています。両方とも自家消費で回避可能。
企業は賦課金の減免がある?
電力を大量に使用する製造業など(年間100万kWh以上)は減免制度があります。一般家庭には適用されません。家庭で賦課金を減らすには、太陽光の自家消費が唯一の現実的な方法です。

SUMMARY

まとめ

  • 再エネ賦課金は電気を使う全国民が払う負担金
  • 2025年度は3.49円/kWh。4人家族で年間約16,000円
  • 2030年代前半にピーク(年間20,000〜24,000円)の見込み
  • 電力会社を変えても賦課金単価は変わらない(全国一律)
  • 賦課金を減らす唯一の方法は太陽光の自家消費で買電量を減らすこと
  • 太陽光+蓄電池で年間10,000円以上の賦課金を回避可能

再エネ賦課金は「見えにくいけど確実に増えている電気代のコスト」。検針票を見て「高い」と感じるなら、その中の1,000〜1,500円が賦課金。これは今後も上がる。太陽光を設置すれば、この負担を大幅に減らせます。

電気工事士 緒方より

「再エネ賦課金のせいで電気代が高い」と怒る方がいらっしゃいます。気持ちはわかります。でも怒っても賦課金は下がらない。制度を嘆くより、制度を味方にする方が建設的です。太陽光を設置すれば賦課金の負担を減らせるし、FIT制度で売電収入も得られる。制度のメリットを使い倒す側に回りましょう。

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