太陽光発電の費用相場|kW単価の目安と内訳を完全解説【2026年版】

COST GUIDE

「太陽光って、200万円くらいかかるんでしょ?」
この質問、本当によく聞きます。
答えは──2026年の相場なら、5kWで110〜150万円

10年前は確かに200万円以上かかっていました。でも今はパネル価格が半分以下に下がり、設置費用も大幅に安くなっている。「200万円」は2012年の話。2026年の相場は半額以下です。古い情報を信じて検討をやめるのが一番もったいない。

「金額がたくさん出てきて読むのが面倒…」と思った方。結論の数字だけ先にどうぞ。

結論 ─ 2026年の費用相場(住宅用・10kW未満)

kW単価22〜30万円。5kWなら110〜150万円。

3kW(2人暮らし)

66〜90万円

5kW(4人家族)

110〜150万円

7kW(大家族・オール電化)

154〜210万円

経産省 調達価格等算定委員会(2024年12月)の資料に基づく概算。補助金適用前の金額。補助金30〜65万円を差し引くと実質負担はさらに下がります。

※本記事の費用は2026年2月時点の情報です。

SECTION 01

kW単価の目安|適正・割高・危険の3ゾーン

太陽光発電の費用は「kW単価」で比較するのが基本。見積もり総額÷パネル容量(kW)で計算できます。

kW単価の判定基準(2026年・住宅用)

kW単価判定補足
20〜22万円◎ かなり安いネット販売・自社施工の専門業者。海外パネル中心
22〜26万円○ 適正(お値打ち)経産省の想定値(25.5万円)に近い水準。専門業者の標準帯
26〜30万円△ やや高め全国平均(28.6万円)の範囲内。国産パネルや既築だとこの帯
30〜35万円▲ 割高ハウスメーカー経由や中間マージンが乗っている可能性
35万円超✕ 危険訪問販売の可能性。40万円超は即・他社見積もりを

経産省の調達価格等算定委員会(2024年12月資料)によると、2025年の住宅用(新築)の平均システム費用は28.6万円/kW。ただしこれは全国平均で、上位水準(効率的に設置している業者)は25.5万円/kW。22〜30万円なら適正範囲。35万円を超えたら他社見積もりを取ってください。

経験
訪問販売でkW単価40万円の見積もりを持ってこられたお客様がいました。5kWシステムで200万円。当社で同等スペックの提案をすると130万円。同じパネル、同じ工事、同じ保証で70万円の差。中間マージンと営業費用がそのまま価格に乗っている典型例です。kW単価を計算するだけで、この差に気づけます。

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SECTION 02

費用の内訳|何にいくらかかっている?

「一式○○万円」だけでは何にお金がかかっているかわからない。内訳を知ることで、どこが高いかを見抜けます。

5kWシステムの費用内訳(新築・2026年目安)

項目kW単価5kW総額構成比
太陽光パネル13.5万円67.5万円約47%
パワコン3.5万円17.5万円約12%
架台2.8万円14万円約10%
工事費(屋根・電気)8.3万円41.5万円約29%
その他(接続箱・モニタ等)0.5万円2.5万円約2%
合計28.6万円143万円100%

出典:経産省 調達価格等算定委員会(2024年12月)住宅用(新築)の全国平均。値引き前の金額。

最大の費用はパネル(47%)で、次が工事費(29%)。パネルはメーカー選択で大きく変わり、工事費は業者の施工体制(自社施工か外注か)で変わります。

新築と既築(後付け)の価格差

5kWシステムの場合

新築と既築で約20万円の差

新築(kW単価28.6万円)

143万円

vs

既築(kW単価32.6万円)

163万円

差額の主な理由は足場代(10〜20万円)と、既存屋根への追加工事費用。新築なら建築時の足場を共用できる分、安く済む。

SECTION 03

費用を抑える5つの方法

1補助金を3重取りする

国のDR補助金+福岡県+市町村。併用で30〜65万円の補助金を受けられる可能性。補助金に詳しい業者を選ぶのが最短ルート。→ 補助金一覧

2相見積もりを2〜3社取る

1社だけだと適正かどうかわからない。2〜3社のkW単価を比較するだけで、割高な業者を見抜ける。→ 業者選びの7つのチェックポイント

3自社施工の専門業者を選ぶ

ハウスメーカーや家電量販店は工事を外注するため、中間マージンが2〜3割乗る。自社施工の太陽光専門業者なら、その分が丸ごと安くなる。

4屋根工事と同時施工する(既築の場合)

屋根の葺き替えや塗装と同時に太陽光を設置すれば、足場代(10〜20万円)を共有できる。「ついでに」が一番コスパがいい。

5コスパ重視なら海外パネルを検討

カナディアンソーラー、Qセルズ、トリナソーラーなど海外メーカーは国産より2〜5万円/kW安い。品質は十分。25年出力保証も付く。→ パネルメーカーランキング

アドバイス
費用を抑える一番の近道は「補助金 × 自社施工業者 × 相見積もり」の3点セット。当社の場合、補助金申請の代行費用は無料。自社施工なので中間マージンもない。他社の見積もりを持ってきてもらえれば、kW単価で並べて「どこが安いか」を正直にお伝えします。当社より安い業者があれば、そちらをおすすめすることもあります。

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SECTION 04

補助金適用後の「実質費用」

設置費用の「見た目の金額」と「実質負担額」は違います。補助金を使えば、実質負担は大幅に下がります。

福岡市・5kWシステム+蓄電池10kWhの場合

設置費用245万円 → 実質負担約195万円

設置費用(太陽光+蓄電池)

245万円

補助金合計

約50万円

国のDR補助金(蓄電池)+市町村補助金を想定。太陽光のみ(蓄電池なし)なら設置費用130万円−補助金20〜30万円=実質100〜110万円→ 補助金一覧で詳しく

さらに、新FIT制度では初期4年間の売電単価が24円/kWhと高く設定されているため、投資回収が加速。補助金込みなら約7年で回収可能。パネル寿命25〜30年に対して、回収後の18〜23年間は純利益です。→ 投資回収シミュレーション

FAQ

よくある質問

太陽光発電の費用は今後さらに下がる?
パネル価格は長期的に下がる傾向ですが、2023年以降は資材・人件費の高騰で微増に転じています。一方、補助金は年々縮小傾向。「パネルが安くなるのを待つ」より「補助金がある今」の方が実質負担は安いケースが多い。
蓄電池もセットで入れると費用はいくら?
蓄電池10kWhの相場は80〜120万円。太陽光5kW+蓄電池10kWhで合計210〜270万円。補助金を使えば実質180〜220万円程度。→ 蓄電池の費用と寿命
維持費・メンテナンス費用はかかる?
年間1〜2万円が目安。4年に1回の定期点検(1回2〜3万円)と日常的な清掃。パワコンは15〜20年で交換(20〜30万円)が必要。→ メンテナンスの詳細
ローンで買うと金利はいくら?
ソーラーローンの金利は年1.5〜2.5%が一般的。月の返済額は5kWシステムで約1万〜1.3万円。売電収入+電気代削減で月1万円以上のメリットがあるので、実質の持ち出しはほぼゼロになるケースも。→ ローン・支払い方法の比較
訪問販売で「200万円」と言われた。これは高い?
5kW以下なら明らかに高い。kW単価40万円超は適正価格の1.5〜2倍。必ず他社の見積もりを取ってください。8日以内ならクーリングオフ可能です。→ 見積もりチェックリスト

REGIONAL SUBSIDY GUIDE

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SUMMARY

まとめ

冒頭の問いに、もう一度。「太陽光って、200万円くらいかかるんでしょ?」──答えはNO2026年の相場はkW単価22〜30万円。5kWで110〜150万円。補助金を使えば実質100万円前後です。この記事を読んだあなたは、もう古い情報で判断する側にはいません。

この記事のポイント

  • kW単価22〜30万円が2026年の適正価格。35万円超は割高
  • 費用の約半分はパネル代。工事費は約3割
  • 新築の方が既築より約4万円/kW安い(足場代の差)
  • 費用を抑える最大のポイントは補助金×自社施工×相見積もり
  • 補助金込みの実質負担は100万円前後。約7年で投資回収
電気工事士 緒方より
「いくらかかるか」は大事ですが、もっと大事なのは「いくら返ってくるか」。130万円で設置して、25年間で300万円以上の経済メリット。投資回収後は年間12〜14万円がずっとプラス。費用だけを見ると高く感じますが、25年の収支で見ると「一番お得な住宅設備投資」。その判断材料を、数字でお出しします。

緒方

電気工事士 / 太陽光補助金ドットコム 技術監修

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