ELECTRICITY BILL SIMULATION
先月の電気代、いくらでした?
九州電力の検針票を見て、ため息をついた──そんな経験、ありませんか。
福岡市在住のTさん(4人家族・戸建て)の月額電気代は約14,000円。年間で約17万円。「これが毎年続くのか…」と思ったのが、太陽光を検討したきっかけだったそうです。
結果。太陽光発電を導入した翌月、電気代は月2,800円に。年間の電気代は約17万円→約3.4万円。削減額は年間13.6万円。
「太陽光は高い」という印象だけで検討をやめると、月1万円以上の電気代を25年間払い続けることになります。25年で300万円以上。太陽光の設置費用(100〜130万円)よりはるかに多い。
「数字が多くて読むのが大変そう…」と思いましたか。結論だけ先に見たい方は、すぐ下のカードをどうぞ。
結論 ─ 太陽光発電で月の電気代はこう変わる
4人家族の場合、月14,000円 → 月2,000〜4,000円に
導入前(月額)
14,000円
太陽光のみ(月額)
3,500円
太陽光+蓄電池(月額)
1,500円
条件:福岡市・5kWシステム・南向き30度・月間使用量400kWh。蓄電池は10kWh。売電収入を電気代と相殺した実質負担額。※概算シミュレーション。実際の金額は屋根の条件や電気使用量で変動します。
※本記事の電気料金は九州電力 従量電灯B(2024年4月〜単価)、再エネ賦課金3.49円/kWhを基準にしています。
SECTION 01
家族構成別|電気代ビフォーアフター
「うちの場合はどうなの?」を、家族構成ごとにシミュレーションしました。
2人暮らし(月250kWh)
2人暮らし ─ 3.5kWシステム
月9,500円 → 月1,800円(蓄電池なし)
導入前
9,500円/月
太陽光のみ
1,800円/月
年間削減額:約9.2万円。自家消費率35%(日中不在)の場合。売電収入(初期4年:24円/kWh)を電気代と相殺。
4人家族(月400kWh)
4人家族 ─ 5kWシステム
月14,000円 → 月3,500円(蓄電池なし)
導入前
14,000円/月
太陽光のみ
3,500円/月
年間削減額:約12.6万円。自家消費率35%。年間発電量5,400kWh。売電収入を電気代と相殺。
5人以上・オール電化(月600kWh)
5人家族・オール電化 ─ 6kWシステム+蓄電池10kWh
月22,000円 → 月3,000円(蓄電池あり)
導入前
22,000円/月
太陽光+蓄電池
3,000円/月
年間削減額:約22.8万円。蓄電池で自家消費率70%に向上。オール電化は電気使用量が多い分、削減効果も大きい。
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SECTION 02
なぜ電気代が下がるのか?計算のしくみ
電気代が下がる理由は2つ。「自家消費」と「売電」です。
①自家消費:買う電気が減る
太陽光パネルが発電した電気を、そのまま家庭内で使う。これが「自家消費」。九州電力から買う電気が減るので、電気代が下がります。
九州電力の従量電灯Bの場合、3段目(301kWh〜)の単価は約29円/kWh(電力量料金25.87円+再エネ賦課金3.49円)。太陽光で自家消費した分は、この29円をまるまる節約できる計算です。
②売電:余った電気を九電に売る
日中に使いきれなかった電気は、九州電力に売ることができます。新FIT制度(2025年10月〜)では、初期4年間は24円/kWhで買い取ってもらえる。この売電収入で、夜間に買う電気代を相殺できます。
電気代削減の計算式(4人家族・5kWの場合)
| 項目 | 金額 | 計算根拠 |
|---|---|---|
| 導入前の電気代 | 約14,000円/月 | 400kWh × 平均単価約31円 + 基本料金 |
| 自家消費による削減 | −4,600円/月 | 5,400kWh × 35% ÷ 12ヶ月 × 29円 |
| 売電収入(初期4年) | −7,000円/月 | 5,400kWh × 65% ÷ 12ヶ月 × 24円 |
| 導入後の実質電気代 | 約2,400円/月 | 14,000 − 4,600 − 7,000 |
※初期4年間の概算。5年目以降は売電単価が8.3円に下がるため、実質電気代は月5,000〜6,000円程度に上がります。蓄電池を導入すれば自家消費率が上がり、5年目以降も月2,000〜3,000円を維持可能。
SECTION 03
蓄電池あり/なしで電気代はどう変わる?
「蓄電池をつけると、もっと安くなるの?」──結論から言うと、はい、下がります。ただし全員に必要なわけではありません。
4人家族・5kWの電気代比較(月額・年額)
| 太陽光のみ | 太陽光+蓄電池10kWh | |
|---|---|---|
| 自家消費率 | 35% | 70% |
| 月額電気代(初期4年) | 約2,400円 | 約1,200円 |
| 月額電気代(5年目以降) | 約5,500円 | 約2,500円 |
| 年間削減額(5年目以降) | 約10.2万円 | 約13.8万円 |
| 蓄電池の追加効果 | 年間+3.6万円(月3,000円のメリット) | |
蓄電池のメリットは、特に5年目以降(売電単価が8.3円に下がった後)に大きくなる。売電で稼ぐより、蓄電池に貯めて自家消費した方がお得だからです。
蓄電池が必要かどうかの判断基準は、蓄電池は必要?判断基準5つで詳しく解説しています。
蓄電池あり/なしで電気代はいくら変わる?
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SECTION 04
電気代が「0円」にならない理由
正直に言います。太陽光発電を導入しても、電気代が完全にゼロになることはほぼありません。
理由は3つ。
1基本料金は残る
九州電力の従量電灯B・30Aの場合、基本料金は月948円。電力量料金がゼロでも、この分はかかります。
2夜間・雨天は発電しない
太陽光は日中しか発電しない。夜間や雨天・曇りの日は九電から買う電気が必要です。蓄電池があれば減らせますが、ゼロにはならない。
3再エネ賦課金は消えない
九電から買った電気には再エネ賦課金(3.49円/kWh)がかかります。自家消費で買電量を減らせばこの負担も減りますが、ゼロにはならない。
ただし、「電気代ゼロ」を目指す必要はありません。大事なのは「年間でいくら削減できるか」。月14,000円が月3,000円になれば、年間13万円の削減。25年で325万円。設置費用130万円を差し引いても195万円のプラスです。
SECTION 05
電気代を最大限下げる3つのコツ
1日中に家電を回す
洗濯機・食洗機・掃除機はタイマーで昼間に。太陽光の電気を直接使えば、九電から買う必要がない。これだけで自家消費率が5〜10%上がります。
2エコキュートの沸き上げ時間を昼間にシフト
オール電化の方限定。エコキュートは通常「深夜の安い時間帯」に沸き上げますが、太陽光導入後は昼間の太陽光で沸かした方がタダ。設定変更で月2,000〜3,000円の追加削減が可能。
3蓄電池で夜間の買電を減らす
日中の余剰電力を蓄電池に貯めて、夜間に使う。自家消費率が35%→70%に上がり、月3,000円の追加削減。特に5年目以降(売電8.3円に下がった後)に効果大。→ 蓄電池の容量の選び方
FAQ
よくある質問
SUMMARY
まとめ
冒頭のTさんの話を、もう一度。月14,000円の電気代が、月2,800円に。年間13.6万円の削減。「太陽光は高い」という印象だけで検討をやめていたら、この13.6万円を毎年失い続けるところでした。
この記事のポイント
- 4人家族で電気代は月14,000円→月2,000〜4,000円に
- 年間削減額は10〜14万円が目安
- 削減の仕組みは「自家消費」と「売電」の2本柱
- 蓄電池追加で月額さらに3,000円削減(特に5年目以降に効果大)
- 電気代が完全にゼロにはならないが、投資回収は約7年
- 電気代値上げは太陽光の追い風(自家消費のメリットが拡大)
ここまで読んで「うちはいくらになるか気になる」と思ったなら
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