相模原市で太陽光+蓄電池を導入すると、市の独自奨励金だけで最大28万円。
県と国の補助金を合わせれば50万円前後も狙えます。ただし相模原市の申請方式は他の自治体と少し違います。先着順ではなく「2期制+抽選」。焦って早朝から並ぶ必要がない反面、年2回の申請期間に合わせて工事スケジュールを組む必要がある。
この記事では、相模原市の奨励金の金額・2期制の仕組み・申請方法を、公式サイトの1次情報に基づいて解説します。
📌 令和8年度(2026年度)の奨励金について
本記事は令和7年度の実績に基づく金額です。令和8年度の制度内容は2026年5月頃に掲載予定と公式サイトに記載あり。発表され次第、本記事も更新します。
SUBSIDY AMOUNT
相模原市の太陽光補助金(奨励金)はいくらもらえる?
太陽光8万円+蓄電池20万円で最大28万円。kW単価制ではなく一律金額。
相模原市の正式名称は「住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金」。「補助金」ではなく「奨励金」ですが、お金がもらえる点は同じ。川崎市のようにkWあたりの単価で計算する方式ではなく、設備ごとに一律の金額が出ます。3kWでも5kWでも太陽光は8万円。計算不要でシンプル。
| コース | 対象設備 | 奨励金額(一律) | 年間予定件数 |
|---|---|---|---|
| 太陽光単体補助 | 太陽光発電システム | 8万円 | 450件(各期225件) |
| 自家消費 | 蓄電池(太陽光連系必須) | 20万円 | 450件(各期225件) |
| 自家消費 | V2H(太陽光連系必須) | 20万円 | |
| ZEH | ZEH(ZEH+・ZEH Oriented含む) | 30万円 | 70件(各期35件) |
| ZEH加算 | LCCM住宅(ZEHに上乗せ) | +10万円 | 5件(第1期3件/第2期2件) |
※出典:相模原市公式サイト「住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金」(2026年4月12日確認)
💡 相模原市の奨励金を計算してみると
4人家族で太陽光5kW+蓄電池10kWhを設置した場合、市の奨励金は太陽光8万+蓄電池20万=合計28万円。設置費用の相場が250万円前後なので約11%オフ。一律だから「大容量パネルほど得」にはなりませんが、県と国を上乗せすれば実質負担を200万円まで圧縮できます。
なお、相模原市は購入設置のほかに「住宅用初期費用ゼロ太陽光発電設備等導入補助金」(いわゆる0円ソーラー)も別途用意しています。初期費用なしで導入したい方はそちらも選択肢になりますが、購入設置の奨励金との同年度併用は不可。(0円ソーラー制度の公式ページ)
💬 アドバイス
一律金額なので「大容量パネルほど得」にはなりません。BCソーラーのように変換効率26.5%の高効率パネルなら、少ない枚数で発電量を稼げるため、初期費用の差額を自家消費の電気代削減で回収しやすくなります。
ELIGIBILITY
相模原市の補助金(奨励金)の申請条件と対象者は?
相模原市内の住宅に新品の設備を設置した個人が対象。蓄電池はZEH支援事業の登録製品に限定。
対象者の条件
- 相模原市内の住宅に設備を設置した個人であること(住民票に記載の住定日で判断)
- 市税を滞納していないこと
- 相模原市暴力団排除条例に基づく暴力団員でないこと
- 過去に同制度で奨励金を受けた場合、太陽光は10年・蓄電池は6年経過後に再申請可能
対象設備の条件
- 太陽光発電システム:出力2kW以上10kW未満の余剰連系。新品であること。メーカー・型式の制限なし
- 蓄電池:太陽光と連系済みであること(太陽光は新設・既設どちらもOK)。環境省ZEH化等支援事業の登録製品に限る
- V2H:太陽光と連系済みであること。クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電インフラ補助金の対象機器であること
⚠ 注意点
「蓄電池は太陽光との連系が必須」——これ、既存の太陽光パネルでもOKです。すでに太陽光を設置済みで、蓄電池だけ追加したい方も自家消費コースの対象。ただし、0円ソーラーで設置した同一設備との同年度併用は不可です。
💬 経験談
蓄電池の「登録製品」はZEH支援事業のサイトで検索できます。国内主要メーカーの製品はほぼ登録済みなので、実質的には大半の蓄電池が対象。ただ、海外メーカーの格安品は未登録のケースがあるので、購入前に必ず確認してください。
APPLICATION PROCESS
相模原市の補助金はどうやって申請する? 2期制+抽選の仕組み
工事完了後に申請する事後方式。年2回の受付期間に郵送か窓口で提出し、超過時のみ抽選。
相模原市の最大の特徴は「先着ではなく抽選」。多くの自治体が「予算がなくなったら終了」の先着順を採用しているのに対し、相模原市は申請期間内に提出すれば全員受け付け。件数超過時のみ抽選で決定します。
じゃあ、焦らなくていいのか? 半分正解で半分間違い。申請期間そのものが年2回しかないから、工事の完了時期をそこに合わせる必要があるんです。
2期制のスケジュール
| 工事完了期間 | 申請受付期間 | 予定件数(太陽光+蓄電池) | |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 4月1日〜9月30日 | 9月1日〜9月30日 | 各225件 |
| 第2期 | 10月1日〜翌年2月27日 | 翌年2月2日〜2月27日 | 各225件 |
申請の5ステップ
- 1
設備の設置工事を完了させる
「事業完了日」は系統連系日(太陽光)や引渡日(蓄電池)で判定。この完了日がどちらの期に入るかで申請時期が決まります。
- 2
申請書類を準備する
交付申請書兼実績報告書(第1号様式)を記入。記入日は「事業完了日以降かつ申請期間内」にしてください。この日付のミスで不受理になるケースあり。
- 3
申請期間内に提出する
郵送(必着)または窓口持参。提出先は相模原市ゼロカーボン推進課(中央区中央2-11-15 市役所本館6階)。
- 4
予定件数超過なら抽選
R7年度第2期ではZEHコースのみ抽選が実施されました。太陽光単体補助コース・自家消費コースは抽選なし。太陽光+蓄電池なら実質的には全員交付された形です。
- 5
奨励金の請求・振込
交付決定後、請求書類が郵送されてきます。必要事項を記入して返送すると、指定口座に振り込まれます。
必要書類
- 交付申請書兼実績報告書(第1号様式)
- 設備の設置工事に関する契約書の写し
- 設備の設置費用の領収書の写し
- 設備の設置状況がわかる写真(全景・型番ラベル等)
- 電力会社との系統連系に関する書類(太陽光の場合)
💬 アドバイス
「抽選」と聞くと身構えますが、R7年度は太陽光単体・自家消費コースで抽選が発生しませんでした。抽選になったのはZEHコースのみ(年間70件)。太陽光+蓄電池なら年間450件の枠があるので、よほどの殺到がない限り全員受け取れる計算。むしろ「工事の完了時期を申請期間に合わせる」ほうが大事です。
TRIPLE SUBSIDY
相模原市の補助金と県・国を合わせた3重取りシミュレーション
市28万+県6万+国のDR補助金で、太陽光+蓄電池なら合計50万円前後が見込める。
相模原市は一律金額なので、何kWを載せても市の奨励金は変わりません。差が出るのは県と国の補助金。神奈川県の住宅用太陽光発電導入費補助は1.5万円/kWで計算されるため、パネル容量が大きいほど得です。
| 補助金の種類 | 4kWの場合 | 6kWの場合 |
|---|---|---|
| 相模原市(市) | 太陽光8万+蓄電池20万=28万 | 太陽光8万+蓄電池20万=28万 |
| 神奈川県 | 太陽光6万(1.5万×4kW) | 太陽光6万(上限6万) |
| 国(DR補助金等) | 蓄電池 約14万〜 | 蓄電池 約14万〜 |
| 合計 | 約48万円〜 | 約48万円〜 |
※R7年度実績ベースの試算。国のDR補助金は蓄電池容量・製品により変動。県の制度は年度により変更あり
💡 投資回収のイメージ
太陽光5kW+蓄電池10kWhの設置費用が約250万円として、3重取りで約50万円を回収。実質負担は200万円。相模原市の年間日照時間は約2,000時間で、年間発電量は約5,500kWh。4人家族の電気代が月2万円なら、自家消費で月6,000〜8,000円の節約。10〜12年で初期投資を回収できる計算です。
💬 注意点
神奈川県の補助金と相模原市の奨励金は併用可能。ただし国のDR補助金は年度途中で受付終了になることがあるため、蓄電池の導入タイミングはDR補助金の受付状況もチェックしてから決めるのがベスト。「市は抽選だから焦らなくていい」けど「国は先着で突然終わる」——この温度差がポイント。
FAQ
相模原市の太陽光補助金でよくある質問
SUMMARY
まとめ:相模原市の太陽光補助金は「2期制+抽選」で申請に余裕あり
金額は一律28万円とシンプル。先着順ではなく2期制の抽選方式で、工事スケジュールに余裕を持てる。
相模原市の太陽光補助金ポイント
- 太陽光8万円(一律)+蓄電池20万円(一律)=最大28万円。kW単価制ではない
- 先着ではなく2期制+抽選。年2回の申請期間に提出すれば受け付け(R7太陽光・自家消費コースは抽選なし)
- 県・国の補助金と併用可能で、3重取りなら合計50万円前後。R8年度の正式発表は5月頃の予定
- 0円ソーラーの補助制度も別途あり。購入が難しい方にも選択肢がある
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